鳥越タカシ

「歌うこと」とは、生きる上でのモチベーション

鳥越さんにとって「歌うこと」とは、どういう存在ですか?

生きる上でのモチベーションです。

26年のブランクの後もう一度ステージに立とうと思ったきっかけは?

辞めてる時も”いつか必ず戻って来る”と思っていて…
子供達がそれぞれ一人立ちして生活の縛りが半減したからです。

鳥越タカシ

昔と今で音楽に向き合う気持ちはどう変わったか?

向き合う気持ちはほとんど変わらず
今も昔も”自分の歌いたい事をいかに聴き手に伝えるか”だけを念頭に歌っています。

曲作りで大切にしている視点や感覚は?

自然に自分の中に貯まってきた思いや言葉を一つの曲にする事を常に考えています。
感覚は…何も自分を偽らず自然体で と思っています。

「旅の続き」とは?

ちょうど歌に復帰した12年前頃、東京に住んでて
その頃「フォーク居酒屋 旅の続き」というお店が上野に有って(コロナの頃に消滅)そこで何回か歌って
自分の復帰ライブシリーズのテーマにちょうど良いお店の名前だと思って「鳥越タカシ・旅の続き」としました。お店にも了解頂いてました。

今までのライブで心に残ってる瞬間は?

瞬間というか時間としては
タイのバンコクで3回ライブをした事
いつもは10〜20人のライブハウスでやってるが、年に一度100名規模のコンサートを少し大きめのライブハウス大分「BRICK BLOCK」でコロナ時期の休止を挟んで3回開催出来た事。
2025年11月8日も開催が決定しています。

鳥越タカシ

自分の音楽をどんな人に届けたいか?

もちろん、フォークソングで育った同世代に聴いて欲しいが…合わせてその頃の音楽を何も知らない若い人世代にも届けたいです。

普段はどんな暮らしか?日常と音楽の距離感は?

基本ウィークデーは生活の為に仕事をしていて週末をライブ活動に充てています。
 一応仕事と歌は日常では切り離してるが…移動の車の中ではボイトレやライブの歌練習を常にやっている。

地元福岡や大分の街で好きな場所やスポットはあるか?

ライブハウス数軒とお気に入りの居酒屋です。

ブランクの間、音楽のない時間はどう過ごしていたか?

頭の中ではいつか歌に戻ろうと常に思ってたので…
移動の車はずっと好きな歌い手のCDを掛けて一緒に歌い、一人カラオケは常に行って声出しだけは忘れないでしていました。
後は…ライブは体力が勝負なので毎朝の30分のジョギングは欠かしてないです。

日々を味わいながら生きる ことについてどんな風に感じてるか?

その事こそ、人生そのものだと感じています。

歌詞の多く出て来る日常の風景にこだわりがあるか?

はい、聴きての眼に風景が見えて来る事を願って歌づくりしています。

鳥越タカシ

同世代へ「もう一度好きな事をはじめること」へのメッセージは?

老け込むのはいつでも出来るので…
なんか少し立ち止まってこれでいいのか?と考えて頂きたい。
夢は死ぬまで逃げないから!

家族や身近な人は今の活動をどう思ってるか?

遠巻きに見守ってくれています(笑)…
まあ、あまり無理しない様にかな…

読者へのメッセージを

どうか歌詞を歌声を聴いて下さい。
何故この男は今も歌ってるのか?と考えて貰えるだけで嬉しいです。

鳥越タカシ
鳥越タカシ

 「70年代フォークソングに影響を受け大学時代から音楽活動開始。
 若い頃に福岡の伝説のライブハウス「照和」にも出演したが、その時に音楽事務所からスカウトを受け30歳前後3年間はフォーク歌手としてプロ活動を行った。
 だが、念願のメジャーデビュー叶わず一旦音楽活動から離れ、長いサラリーマン生活を送った。

 だが、音楽を捨てきれず12年前からライブ活動を復活させ、
今は「鳥越タカシ・旅の続き」と銘打って地元福岡を中心に精力的にライブ活動を行っています。