
歌いたいから歌ってる。これは自分に与えられたギフト
まずは自己紹介をお願いします。
sho
岡山県で活動中のシンガーです。
ギターで弾き語りや他のミュージシャンと共演してカバーをして、ライブスポットやイベント、飲食店でライブを開催したりしてます。
またオリジナル曲を作成してライブハウスやSNSで投稿などをするという活動をして歳を重ねても更に進化を諦めない、いまだ青春真っ只中。
音楽と出会ったきっかけは?
3歳の時に母親が近所のエレクトーン教室に入れてくれた事。
もともと父親が歌が好きな人だったのでそれも影響してるかなと思います。
幼稚園の頃、メリーさんの羊をオルガンで弾いたら周りの友達のキラキラした顔が嬉しかったのと、何やら優越感のようなものを感じたのを鮮烈に覚えています。
「歌いたい」と強く思った瞬間や出来事はありますか?
人を元気づけたい、なんていうのは後付けで、本当の本心は歌いたいから歌っているので理由は無いです。
ダサい話ですが、歌うと褒められたり、そのコミュニティでの自分への扱いが変わる、自分のアイデンティティのようなものでしょうか。

これまでの活動の中で特に印象深い出来事を教えてください。
2つあって、幼少時から歌手になるもんだと思って生きてきたのに、20代前半でレコード会社に出入りする様になったら全く太刀打ちできずコテンパンに傷ついた事。
2つ目は40代前半の時にアマチュアで楽しんでる時に20代のプロのコーラスの女の子と仕事する事があり、どうやってプロになったか訊いたら「ジャズシンガーに弟子入りして仕事を回してもらってる」との事で「習えば良いじゃない?」と言われ、「今更」と言ったんですが、「人生で1番若いのは今日なんですから、やりたいと思った事やれば良いじゃないですか」と言われてハッとして
43歳でジャズシンガーに習い声の出し方など根本的に変えて(ベルカント唱法)未だ出来てはいませんが、確実に扱いも変わり、私自身も音楽の面白さを深く知るようになりました。
楽曲制作はどのように行っていますか?
弾き語りで作ります。同時に。
言いたい事、歌にしたいことをノートの左側にメモ書きで書き連ね、そのメモを元にコードに合わせて鼻歌を歌いながら段々固めていきます。
歌詞にはどんな想いを込めていますか?
ほぼ心の排泄物です。
心に滞ってるものを歌にして思い切り愚痴ったり悪口を言ったり未練をぶちまけて次に進むためのプロセスの1つ。
最近は私のこの個人的な出来事に聴き手がそれぞれ想いを乗せて涙を流してくれたり楽しい気持ちになってくれるときがあって、それにこちらが感動することがあります。

ご自身の音楽性を一言で表すなら?
一言でいうと個人的な出来事POPSでしょうか。
日常生活の中で、音楽にインスピレーションを受ける瞬間はありますか?
自転車に乗ってる時やトイレに行こうかなと思ってる移動中にある言葉、例えば「あなたの顔が思い出せない」とかの言葉にメロディがついて、お、これに繋げていこうと始まることが多いです。
時々頭の中で「愛してるよ」といテレパシーみたいのを感じることがあって、それが何かわからず生きてて、調べても心霊現象や軍事攻撃みたいなものばかりで、それがいったい何かわからないんですが、なんかふと「愛しているよ」と声や言葉では無い何かを感じた時に歌を歌いたくなります。
プライベートで大切にしている時間や習慣があれば教えてください。
親切であること、ですかね。
人にも自分にも。
自分の体に出来ることは、バランスの良い食生活、睡眠、適度な運動、アンチエイジングに興味を持ち努力すること。
心に自分にしてることは、自分に自信を持つために、なりたい自分になるよう努力することと擬似でも良いから恋愛すること。
shoさんにとって「大人になってからの音楽活動」の魅力とは?
若い時は「仕事にするんだ」など息巻いていましたが、その様な力が抜け、本当に歌いたいから歌ってるだけ。
でも、長くやってると経験値が上がり出会う人も変わって来て、今が1番やりたい事をやりたい人とやりたい様に肩の力を抜いて純粋に楽しんでると思います。

活動を続ける中で、ぶつかった壁や葛藤はありましたか?
子供の頃、当たり前の様に歌手になると思って生きていたので、それが井の中の蛙、全く歯が立たなかった時に生きてる意味を失った様に思いました。20代前半でメジャーを断念した時のことです。
そこから10年、音楽聴くのもテレビで知ってる人たちが活躍してるのを観るのも辛く完全に離れていました。
それでも音楽を続けている理由とは?
すごくシンプルになりました。歌いたいから歌ってる。
そして、ありがたいことに私に歌って欲しいと言ってくれる共演者、お店、お客様がおられるので、それは誰にでもある境遇ではないので、これは自分に与えられたギフト、使命と考えてステージに立ち続けているだけです。
それと、現役であることが自分のアイデンティティや自信、生活の活力につながっているので辞めるという選択肢がありません。
影響を受けたアーティストや作品があれば教えてください。
始めは松田聖子さんでしたが、プリンセスプリンセスを見た時に衝撃が走りました。ギターをかき鳴らし、ハスキーでカッコよく可愛く自分の言葉を歌う姿に「こんな風になりたい」と思ったのがバンドマンになったきっかけであることは間違いありません。
その後シェリルクロウを見て、実力で成り上がっていく姿に、私も自身の素材を上げようと今に繋がっていると思います。
今後チャレンジしてみたい音楽活動や夢は?
しばらくカバーボーカルを長くしていたので、またオリジナルを作って、それを発信していきたいと思います。
それを聞いて誰かが自分の想いを馳せ、涙が出たり幸せな気持ちになってくれたりしたら嬉しいなって思います。
SOULFUL DAYSを読んでいる“同じように音楽を愛する大人たち”に一言お願いします。
音楽を好きになってしまったばっかりにお金や時間を奪われて、取り憑かれてしまった私達ですが、自己表現の仕方が見つかって、それってすごくラッキーで特別なことだと思います。
いつ死ぬかわかんないから、これからも思いっきり生きていきましょ。

岡山県で活動中のシンガーです。
ギターで弾き語りや他のミュージシャンと共演してカバーをして、ライブスポットやイベント、飲食店でライブを開催したりしてます。
またオリジナル曲を作成してライブハウスやSNSで投稿などをするという活動をして歳を重ねても更に進化を諦めない、いまだ青春真っ只中。
楽曲リンクURL
I miss you
https://youtu.be/yFJzuGdQrIs?si=941UcMyg-DtQggGi