佐野ヒカル

雑踏に疲れたら、自然の音楽に触れてみてください

自己紹介をお願いします。

シンガーソングライター/キャンプシンガー佐野ヒカル(43)
地元板橋を中心に活動をしていましたが現在は川越に拠点を移し活動。

アコギを掻き鳴らしながらオリジナルソングを唄うスタイル活動25周年。

お祭り、イベント、ライブハウス、キャンプ場、オンラインライブ、路上ライブなどなど幅広く活動中。

音楽を始めたきっかけは何ですか?

ゆずの音楽に魅せられアコギを独学で始めました!

キャンプと音楽を掛け合わせるようになった理由は何ですか?

キャンプにはまったきっかけがニューアコというフェスで、音楽とキャンプの良さを知っていたのですが、実際のキャンプ場では音楽は禁止などという場所も少なくなくて。そんな中しばらくして、川越でキャンプめしを提供しているチャロというお店に出会い仲良くさせて頂くようになり、お店企画のキャンプイベントをした際にキャンプ場で私のライブをさせてもらったことがきっかけとなり音楽×キャンプ場で新しいジャンルを築けないものかと思いスタートしました!

キャンプ場で演奏するとき、スタジオやライブハウスとは違う魅力や発見はありますか?

大自然の中で、青空を見ながら、自由なスタイルで音楽ができる。お客さまもリラックスした空間で音楽を聴けるので路上ライブともLIVE houseとも全然ちがった空間での音楽体験ができます。

佐野ヒカル

自然の音(風、川、虫の声など)は、楽曲やパフォーマンスにどんな影響を与えていますか?

それすら音楽になります。
言葉の意味もニュアンスが違って聴こえることもあり、新しい世界観で音楽を提供できています。

曲作りのインスピレーション源として、キャンプやアウトドアの体験が活きたエピソードを教えてください。

風が吹くと草や木々が揺れたり
川では魚が跳ねたり、空は思った以上に早く雲が流れることもあったり、そんな一つ一つが書きたい世界観と一致して一つの物語になることがあります。

新曲「ゆらりゆらり」にはどんな想いを込めましたか?

キャンプ場でいかにリラックスして音楽に浸れるかをイメージしました。
バラードを作ると決めていたので、焚き火をつけてから消えるまでの時間を意識しながらキャンプが始まる楽しさや終わる切なさをイメージして作りました。

「Doll」をはじめ、これまでの作品で特に思い入れの強い曲はどれですか?理由もお願いします。

Dollってなんでしょう?
それはおそらくYouTubeにいらっしゃる同姓同名の方で別の方の楽曲ですね💦
思い入れは正直どれもかなりあります。その中で強いて言うなら《渡り鳥》という楽曲は元々は失恋の唄でしたが、母方の祖父が気に入ってくれて1200人ホールでも披露した思い出があり、祖父が亡くなった際墓前でも唄った楽曲です。
詩の内容も《別れ》をテーマにしつつタイトルを渡り鳥にすることで、またいつか戻ってきて欲しいという意味を込めていたので墓前で唄った際にも違和感なく唄えた記憶があります。

佐野ヒカル

ギターとウクレレ、曲によってどのように使い分けていますか?

のんびり唄いたい、聴かせたい、可愛い感じにしたい楽曲はウクレレ、より表現豊かに唄いたい場合はギターにしています。

2024年8月に活動を再開したときの気持ちや、再開を決めた背景を教えてください。

コロナがようやく落ち着き、行き場をなくしていた感情を取り戻そうと思い立ちました。GWあたりから作りだした楽曲のクオリティがどれも高く、聴いてもらいたい気持ちが溢れていたのでこれは活動するしかないっという気持ちでした!

キャンプ場ライブや路上ライブで出会った印象的な人や出来事はありますか?

高島平で路上ライブをしていた際に、一人の女性が《元気玉》というオリジナルを聴いた際泣いて下さって。ただ、元気玉って曲は決して泣けるような楽曲ではないのでびっくりしたのですが、そこで言われたのがサビで繰り返し言う大丈夫という言葉が本当に欲しかったとの事で。たまたま駅で唄っていた見ず知らずの路上ミュージシャンだけど、<本当にありがとう>と泣きながら言われた時に、唄う意味を感じました。

SNSやYouTubeでの活動を通して感じた「音楽の届き方」の変化はありますか?

届けやすくなった反面、埋もれやすくもなったなと。
ただ、使い方次第とも感じていて、どう魅せるかを意識するようになりました。

他のアーティストやクリエイターとのコラボで得た刺激や学びは?

自分にないものを取り入れることで楽曲や歌い方が進化することを学びました。またアプローチの違いなどは非常に勉強になります。

佐野ヒカル

今後やってみたい「自然 × 音楽」の企画や夢はありますか?

ツリーハウスの中でライブをやってみたいですね✨

SOULFUL DAYSの読者へ、音楽や自然を愛する仲間としてのメッセージをお願いします。

自然の中にいると、沢山の音楽がそこにあることに気が付きます。
雑踏に疲れたら、自然の音楽に触れてみてください。

心のざわつぎが落ち着きます。

そんな自然の音楽のような心地よい音楽が作れるようにこれからも日々頑張っていこうと思っています。
ぜひ佐野ヒカルの音楽にも触れてみてください。

佐野ヒカル
佐野ヒカル

シンガーソングライター/キャンプシンガーとして川越、新河岸、坂戸、鳩山町、高島平などのお店、団体、また個人に至るまでの楽曲を制作、お祭り、イベント等に出演。
キャンプ場小山遊水園を中心としたキャンプ場で音楽を提供するキャンプシンガーという新たなジャンルで活躍中✨